中山競馬で勝つための真髄は、中山漢の戸崎圭太騎手の取捨選択にあり!

中山競馬で勝つための真髄は、中山漢の戸崎圭太騎手の取捨選択にあり!

西の平場王が福永祐一騎手なら、
東の平場王はこの戸崎圭太騎手である。

南関に内田博幸騎手がいなくなった後
新星の如く現れた戸崎騎手は、
川島正行厩舎とのタッグで次から次へと勝利を重ねた。

その勝利すること全国リーディング4回。
地方競馬に戸崎あり。

既に南関競馬は戸崎騎手の独壇場であった。

南関の先輩、
内田博幸騎手は地方在籍当時から中央競馬にも騎乗しており、
その騎乗には定評があった。

その後、JRAに移籍、
移籍後も成績も安定しておりJRA最多勝騎手にも選ばれている。

「地方競馬出身騎手は追える」
という当時の風潮も相まって、
戸崎騎手も必然的にJRA移籍を目指すこととなる。

戸崎騎手は内博の後を追うかのような軌跡を辿っている。

川島正行厩舎の馬を専属で乗るようになり、
全国リーディングを取る。

地方競馬所属ながら中央競馬での騎乗も精力的に行い、
中央での実績も積み重ねていく。

地方競馬所属ながら、
JRAのGⅠを勝利し、
その後JRA移籍。

JRA最多勝騎手に選ばれ、
現在に至る。

ただ、その実は少し違う。
尊敬する人は「桜井章一」さんだそうだ。

それを知った時、
こいつはスゲー騎手が南関にいるなぁ、
と思っていたら、南関では既に国士無双状態だった。

内博の初期のように買うだけで期待値が稼げるかと思って中央で良く買っていたのだが、
東(京芝)場で訳の分からん大マクリ、
そしてフリコミのオンパレード。

こいつは、岩田と合わせてダブ東切りパターンか…

取り敢えず、ナキが入りつつ、
中(山)待ちで行くしかなかった。

どんな状況になっても、
中だけは切れなかった。

日本の立地条件と現在の経済環境を考えると、
状況は変わってしまった。

今の中(国)を切りは暴牌。

大三元を振り込む。
安牌だった中は最早危険牌。

打牌が遅すぎた。
もっと早く中を切って平和を立てるべきだった。

今は中切りの時ではない。
トキノミノルその時に革命は起きる。

中はそれまで手の内の中だ。

そんな騎手も気付けばJRA最多勝利騎手。

今年も狙うはJRA最多勝利騎手。
勝利にこだわる姿勢は人一倍強いと思われる。

そんなデータがここにある。

大穴(11番人気以降)騎乗時の勝率3.51%は、
M.デムーロ騎手、ルメール騎手、
武豊騎手を差し置いて戸崎騎手が一番高い。

連対率も7.89%で武豊騎手に次ぐ数字だ。

ちなみにいっくんは、
勝率0.00%, 連対率1.22%のオリの姿勢。

勝春、先生と共にこの3人を合わせて、
「死に面子」と言うとか言わないとか…

聞いた覚えがあるようなないような…

となると、ここはやっぱり戸崎騎手のとんでもない裏ドラ乗せブッ込みが必要となってくる。

役満の ケータを切って 役立たず

騎乗スタイルは勝負強い乗り方。

スタートは上手く、
位置取りは様々。

前残しもあるが、
中山の直線ブッ込みもある。

少なくとも「慌てる乞食はもらいが少ない」
のようなことはない。

先行抜け出しが一番得意そうな感じ。

中山は穴馬だろうと何だろうと、
常戸崎に気を付けつつ馬券を買えば、
先ず負けることはないだろう。

東京だとこうはいかないから、
要注意

最近外人相手に気を吐いている日本人騎手と言えば、
戸崎騎手以外にいない。

戸崎騎手の狙い方は簡単だ。

人気があろうがなかろうが、
中山で戸崎騎手を狙い澄ましておけば問題ない。

戸崎騎手騎乗時は、
人気や前走成績は関係ない。

かなり期待値が高い状態になっている。

戸崎騎手は、
最近万遍なく馬を調達している。

騎乗技術は兎も角も、
勝ち星を量産している点で無視できない騎手だ。

ちなみに、
戸崎騎手春先は阪神で固め打ち等、
西の調教師との関係も幅広い。

これは、いっくんとの大きな違いだ。

関東騎手で西で馬を集められるのは、
最早戸崎騎手しかいない。

戸崎騎手のエージェントは内田博幸騎手と同じで、
関東騎手の中では、
一番の馬質を誇っている。

戸崎騎手で勝負を仕掛ける厩舎は、
実に多い。

西も東もある。

代表的なのが、

中竹和也厩舎、
藤原英昭厩舎、
天満昭一厩舎、
萱野浩二厩舎、
相澤郁厩舎

辺りだ。

戸崎騎手の場合、
まだまだ沢山ある。

東で頼れる騎手といえば、
外人がいないなら戸崎騎手しかいない。

戸崎騎手と言えばダートの方が得意と思いきや、
両者に差はない。

この辺が内博との違いだ。

芝は既に習得済みと。

将来的に無敗を目指す騎手としては当然の事か…

函館はパフォーマンスを落としているが、
基本的には苦手な競馬場はなさそう。

この騎乗スタイルなら、
どの競馬場に行っても変わらない気がする。

直線が長いコースも苦にしている印象もない。

地方競馬で鍛えたスタートの上手さもあるので、
小回りも問題ない。

西での営業力もご覧通りで、
有力馬を確保できているので数値は余り下がってこない。

得意の舞台は例ごとく中山。
昨年春先の中山は酷かった。

戸崎無双が始まるよ~
エビちゃんヤラズ、
ノリ後方尽きる、
勝春もう終わってる、
北村お休み、
先生千二だけ、
田辺東京専用、
サマルトリアの王子
体がシビレて動かない、
吉田は呪われている…

結局誰も戸崎騎手止められず、
追わせて良し、
行かせて良しの奉先状態。

覇王もびっくりだよ。

距離適性の数値は全体的に高く、
そして何よりバランスが良い。

中距離も悪くないし、
短距離は得意。

長距離はあまり活躍しているイメージがないが、

2600m以上は
(勝率15.38%, 連対率38.46%, 複勝率46.15%)

と高い数値を残している。

戸崎騎手の騎乗スタイルを勝負強いと表現したが、
レースはそのメンバーの中で1番最初にゴールすれば勝ちである。

その馬のベストな騎乗をしても勝てるとは限らない。

そのレース状況の勝ちのパターンの中で、
有利にレースを進められた人馬が勝つ可能性が高くなってくる。

そこに、各馬の持つ能力が絡んでくる。

誰もが能力のある馬が勝つと安易に考えるが、
能力のある馬はない馬に比べて勝つ可能性がグッと高いだけで、
不利な状況下でも勝つかどうかは分からない。

勝負事は有利不利な状況があって、
そこに能力やら実力やらが絡んでくる、
と考えていた方が正解を導ける確率が高くなると覚えていた方が良い。

相撲の話をしよう。
相撲は体勢崩しの武道だが、
体勢が崩れた力士は100kgを越えていようが何しようがあっさり投げ飛ばされるし、
ぶっ飛ばされる。

実力差も何も関係ない。

相撲やレスリングという体を突き合わせる競技は、
1対1でやることもあり、
実力差が出やすく、
強い者は連荘しやすい。

吉田沙保里や白鵬のような記録も生まれてくるという訳だ。

先の五月場所では現大関照ノ富士が優勝したわけだが、
千秋楽11勝3敗で迎えた横綱白鵬は日馬富士との結びの一番。

白鵬が勝てば照ノ富士との相星決戦。

対戦相手は日馬富士は照ノ富士の兄弟子。

日馬富士が勝てば、
照ノ富士の優勝がその場で決まる。

二人が土俵に上がった。
いよいよ大トリが始まる。

この場所、白鵬は何時になく調子が良くなかった。

胸板の厚みは削がれ、
肌の褐色は光沢を失っていた。

血色が悪いな。肌色より黒ずんでいる。
それに体付きのバランスも悪いな。

何時もの白鵬のデキではなかった。

それでも、
日馬富士との対戦成績30勝-17敗。

直近6場所は全て白鵬が制していた。
順当に行けば白鵬…。

そんな空気であり、前評価であった。

先に勝った照ノ富士関も白鵬の相星決戦を待ち構えていた。

白鵬が勝って、
本日のクライマックスイベントだ!
おやっ!?土俵に上がってきた日馬富士を見てそう思う。

顔付きが昨日までと全然違う。
顔色は色黒く、頬がこけている。

一晩でこんなに変わるのか…

顔付きは闘志に満ち溢れている訳ではない。
やる気に満ちている感じでもない。

絶対に負けないという意気込みも感じられない。

焦点が定まっていないようで、
一点を見つめているかのようである。

何かを考えているかのようであり、
吹っ切れたようでもない。

ただ、弱い表情ではない。
怯えている訳でもない。

目線も眉も動かない。

俯いているわけではないが、
俯いているかのような視線。

白鵬を見ていなのか?
余り見たこともない人の表情だ。

近い表情としては困惑の表情。
しかしそれとも違う。

何かを悟ったようでもあるが、
にしては…。

色で表すならなら、
渦巻いた黒。

混沌とかカオスの背景が似合いそうだ。
動作は落ち着いている。

が、しかし、流れ作業のよう。
力強さはない。

しかし、眉に若干の力強さを見て取れる。
肩は落としていない。

ただ分かったことは、
一晩思い悩んだその痕跡。

情報を集めた。
弱さは感じられない。

しかし、力強さもイマイチだ。
様々な要素が融合している。

全てを内含したのか。
ひょっとすると…

直感的に思った。

この時点で考えるべきは、
白鵬が不利な状況であり、
日馬富士は良く分からない状況だったのが、
何時もの取り組みではなかったということだ。

この時点で勝率は既に動いている。
過去のデータは役に立たない。

何時もの状況で何時もの取り組みを行っているのに、
何時もと違う結果を望むことは非常に危険なことである。

それをオカルトと言う。
何時もの状況下なら基本的に勝つのは強い馬だ。

確率的揺らぎがあると言っても、
競馬もスポーツである以上、
基本的にはその呪縛から逃れることはできない。

しかし、競馬で負けている人は、
何時もの展開でも毎回違う結果を期待する。

ある時は穴を掘って、
ある時は人気馬を掘って、
その基準は何となく。

欲を欲り、
勝負を放った結果、
最終的には彫るものは、
怒りと悲しみと痛みだ。

何度言っても直らないので、
最早諦めるしかない。

感情をコントロールできなければ、
全てのギャンブルで、
そしてビジネスで勝つことなど不可能だ。

期待が病理を生み出す。

実力馬が負けるのには原因があって、
人気薄が激走するには有利な状況があったり、
人気馬が実力馬でなかったりと理由があるパターンが多い。

不利も良くあることだ。

一番多いのは、
人気薄が実力馬じゃないとは限らないということだ。

これは良く覚えておいた方が良い。

一番簡単に穴馬を探せる方法であると思う。

さて、相撲の結果は。
立合いから白鵬が日馬富士を押した。

体当たり、体当たり。
立合いで日馬富士は特別なことをしなかった。

何時もの展開。
やっぱり。

日馬富士に特別な作戦や対処
方法があった訳ではなかったか。

一晩思い悩んだが、
結論は出なかったのか。

それだけ白鵬には「隙がない」
とも言えるし、
実力差があるとも言える。

表情はそれを物語った。

しかし、この取り組み日馬富士にとっては自分の為の闘いではなかった。

弟弟子の優勝を左右する一番であった。

結果によって、
人の運命が左右する。

だから、思い悩んだとも言える。

そして、土俵手前まで追い込み、
白鵬が決めに掛かっての押し込み。

白鵬の何時もの勝ちパターンだった。

こうなると、どんな力士も白鵬の練習量の豊富さから来る強靭な足腰の強さと、
技術の前に押し出しを余儀なくされていた。

しかし、日馬富士、
白鵬の張り手の攻めが若干高いの良く見ていたか、
無心に出た動きなのか良く分からないが(たぶん後者)、
白鵬の張り手を中腰ぐらいの姿勢で掻い潜り、
白鵬の後ろ斜め横辺りに飛んだ。

相撲じゃ見たことのない動きだ。

体が柔らかい日馬富士だからできる動きと反応。

青木 (or 輪島功一) のカエルパンチ!?

その動きはゆっくりとスローに見えた。
奇襲だ!?

白鵬は力を込めていた張り手を外し、
体裁を失いよろけた。

白鵬驚きの表情。
時間が一瞬止まった。

形勢逆転。

横綱らしく白鵬体勢の立て直しが早い。

直ぐに振り返り、
日馬富士の当たりを正面で受け止めることができた。

が、体勢が高く力が入らない状態だ。
勝負あった。

それでも土俵際で力を込め粘る白鵬。
それでも…最後は顔が緩んだ。

力を抜けた。
ゆっくりと土俵の外へ。

日馬富士に喜びの表情はない。
表情は変わらない。

若しくは安堵に近い表情か…
自分に課していたのは、絶対勝利。

なるほど、
そういうことですか。

客席から座布団が飛んだ。
勝負強さとは何か。

この様なことを知っていることが、
勝負強さである。

日馬富士の奇策が炸裂して
勝ったという事実ではない。

相撲という実力差が出やすい競技でさえ、
白鵬が負けるという事実があるということだ。

この逸話の中で重要なことは、
強者でも不利な状況下では負けることがあるということ。

そして、順当に行けば白鵬が勝つ筈のところ当日の状況は違ったということだ。

これは当日馬の状態を確認することの重要性に繋がっている。

馬の状態を確認できない場合、
馬の勝率を見積もる際にデータ以上に勝率を上げることはできない。

勝率50%なら50%だ。

しかし、実際にパドックで見ると違っていることが良くある。

これは、観戦しかしないスポーツにおいてはどうでもいい事であるが、
期待値を見積もらなければならないスポーツにおいては圧倒的に不利である。

ピークを過ぎた馬は50%が0%になるわけだし、
本調子になっていれば70%に上がるかもしれない。

競馬は期待値の積み重ねである。

こういうところで期待値を稼がないと辛い。

江田照男騎手が
「弱い馬でも、ひょっとしたら勝てるんじゃないかと思って乗っている」
と言っていたが、
これは非常に良いことである。

弱い馬が勝つ方法は基本的に2つしかない。

強い馬が不利な状況下で負けること。
更に弱い馬と闘うこと。

勝ちに近付くための方法は、
三向聴を二向聴にして、
二向聴を一向聴にして、
一向聴を聴牌にしてという
過程の中でしか産まれてこない。

そうすると、
「ビグ・ザム量産の暁には」
となる訳なんよ。

ちなみに、競馬における秘策は先ず成功しない。

GⅠの度に「鞍上に秘策がある」
と話を幾度となく聞いてきたが、
まぁ先ず炸裂しない。

一流騎手だろうと中堅だろうとだ。

GⅠで好走できる可能性があるなら、
秘策など必要ない。

とは言え、リングバミを変えるやブリンカーを付けるといったことなら、
統計的に有意性があるので無視してはいけない。

勝負強い騎乗と言えば安カスさんだが、
おっと失礼、高利貸しさんだが、
戸崎騎手も安勝さん程の安定感はないものの、
騎乗方法は似ていると言える。

勝てる可能性の高いレース展開の中騎乗しているという訳だ。
こうなってくると、距離とかは余り関係がない。

競馬のタオに一番近いところで騎乗しているとも言える。

ゴールの位置が決まっており、
そのメンバーの中でそこに一番で辿り付けばいれば良い訳だから、
そのレースの中で自分の占めている位置と自分の馬の能力が分かっていれば、
特異な事が起きない限り結果がどうなるかはある程度予測できている。

相手の馬の能力も知っていれば、
百戦危うからずだ。

その上で、展開、
特異な事が起きた時に対処していけば良い。

焦って前に行くことも、
わざわざ抑えて下げることもない。

相対関係の中で自分の今の位置があるだけで、
道中何m走るかは余り関係がない。

ゴールにタイム幾つで到達するかは結果に過ぎず、
それを絶対指標として拝むべきようなものでもない。

道中時時刻刻変化していく自分の相対的位置を把握しておけば、
ゴールまで後残り何mであるかだけが問題となる。

そして勝負強さとはこの中の、
自分の相対的位置を有利に働かせ、展開、
特異な出来事に対してどの様に対応できるかということになる。

別に騎手技術が高ければ勝てるとも限らない。

競馬をどの様に捉えてるかは人様々であるだろうが、
競馬をこの様に捉えるならば、
勝ち馬を見積もるに重要なことは各馬の有利不利と共に格を知ることが上げられる。

格上の馬は格下の馬に負けない。

「馬の格が正確に分かる人は好きなだけ馬券で儲けられる。
それには、先ず1ドルあればいい」

とは、米の有名な馬主王
マイク・ドワイヤーの言葉である。

シリウスシンボリはシンボリ牧場で皇帝シンボリルドルフの前を歩くことは決してなかった、
と言われている。

格は競馬のタオの一番近いところにあるものだ。

まぁ、戸崎騎手は馬と良く融合している乗り方をしていると思う。

特に追い方とかね。

上位人気馬(3人気以内)に乗っている時の信頼度はまあまあです。

とは言え、川福と比べると信頼度は下がります。

上位人気馬は川福、
穴馬はルメデム、
大穴は武戸崎と覚えておこう。

一流騎手にもそれぞれに狙えるタイミングがあるということだ。


3,4,9月

は例の中山開催です。

の割には、12,1月の中山開催の戦績が冴えません。

今年の1月も暫くくすぶってましたね。
コイツは怪しい…

取り敢えず、東は最早戸崎騎手の一強ですから、
東京開催の時には買える条件を狙って行くしかないですね。

穴馬や畜生どもが 夢の跡


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